2016年9月21日水曜日

MOD導入~②MODの適用・プレイ~

「~①ダンピング~」を終えたらいよいよMODの導入に着手します。



1.用意するもの
 ①Smash4Explorer(MODを導入するためのツール)
  https://gbatemp.net/threads/sm4shexplorer-wii-u-only-for-now.416118/

2.やり方
 ①Smash4Explorerを解凍し、Sm4shFileExplorer.exeを起動します。
  すると最初は参照するフォルダを指定する事を求められます。
  OKをクリックしましょう。



  クリックしたら、次は参照するフォルダーを選択します。
  以前ダンプしたフォルダ内の「vol」をクリックし、OKを押してください。



  OKを押した後、必要なファイルが足りていれば次に進めます。
  次に表示されるウィンドウが
  「Game Region: JPN(Zone 1)
  「Game Version: 288
  となっていればそのままSaveをクリックしてください。
  ※環境によっては見切れてしまい、クリックできない場合があります。
   その時はEnterキーを押しましょう。
  「Project created!!」と表示されるので続けてOKをクリックします。
  以下の画像が出てきたら成功です。



  volフォルダ内の「patch」フォルダ、または画像を見れば分かる通り、
  「data」フォルダと「data(jp_jp)」フォルダの二つに分かれています。
  dataフォルダはオリジナルのゲームファイルがすべて、
  data(jp_jp)には日本版用に用意されたもののみが入っています。

  これでSmash4Explorerの起動は完了です。
  次はいよいよMODの適用です。

 ②MODファイルを手に入れましょう。
  当ブログのおすすめするサイトは「gamebanana」です。
  画面右側のリンクからアクセスしてください。
  今回は「Mario 64 Recolor」(マリオのスキンをスーパーマリオ64の時の色合いに近付けるMOD)を使用します。
  Manual Downloadをクリックし、続けてDownloadをクリックすればダウンロードが開始します。



  ダウンロード終了後、解凍して中身を確認するとフォルダが1つ、nutファイルが4つ確認できました。
  これをSmash4Explorerを使って適用していきます。

 ③Smash4Explorerで、まず、「data→fighter→mario→model→body」の順に開いていきます。


  「body」フォルダ内には「c00、c01、…、c07」と8つ並んでいます。
  これはカラーバリエーションごとに分けられているフォルダで、
  これらを内包する「fighter」フォルダにおいては、00は1番目、01は2番目というように数えます。
  つまり、c00はデフォルトカラーという事です。
  
  今回ダウンロードした「Mario 64 Recolor」のfighter用フォルダは「c00」と振られていますが、
  デフォルトカラーとの比較のため「c01」(2番目のカラー)に名前を変えます。
  そのフォルダをドラッグしながら、「body」フォルダにドロップしてください。
  ※c01にドロップすると、c01内に「c01」フォルダを入れる事になってしまうので注意!!


  ドロップが成功すると、対応するフォルダやファイルの名前の文字の色が緑色に変色します。
  これは「ドロップしたMODのファイルに置き換えられた」ことを意味します。



  ちなみに、置き換えたところを右クリックして「Remove mod files」をクリックすれば
  MODは除去され、黒文字に戻ります(元々のゲームファイルに戻る)。

 ④キャラクター選択画面や試合中の下部やリザルト画面で表示されるポートレイトと、ストック制乱闘で使うストック画像のMODを当てていきます。
  「chr_~」「stock~」のファイルに注目してください。これらをドラッグ&ドロップします。


  今度は「data→ui→replace→chr」の順に開いていきます。


  なお、先述通り「fighter」にMODを当てる際、デフォルトカラーとの比較のために「c00」を「c01」に変えました。
  今度はこちらに当てる4つのファイルもリネームします。

  「fighter」フォルダの場合は
  00→1番目カラー
  01→2番目カラー
  ・
  ・
  ・
  となっていますが、
  「chr」フォルダの場合、
  01→1番目カラー
  02→2番目カラー
  ・
  ・
  ・
  となります。ご注意ください。
  以上を踏まえた上で、
  「01」となってるファイルを全て「02」に変更しましょう。


  リネーム後はそれぞれのフォルダにそれぞれのファイルを直接ドラッグ&ドロップしてください。
  フォルダ名およびファイル名が緑色になっていれば成功です。

  MODの適用に成功しました。
  最後は、タブの「Project」をクリックし、次いで「Build the mod」をクリックしましょう。
  次に表示されるウィンドウも「OK」をクリックしたら、MODのビルディングが始まります。
  ※「Build the mod (NO PACKING)」を選ぶと導入したMODがパック(圧縮)されない状態でビルディングされます。
   これを選ぶと入れたMODの数によってはスマブラのロード時間がかなり長くなってしまうため、
   普通の「Build the mod」を選択する事をおすすめします。

  ビルディングが完了したらSmash4Explorerのフォルダを開いてください。
  「export」フォルダが出ているはずです。

 ⑤そのフォルダを開いていき、「patch」フォルダまで行ったらこれをSDカードに移します。
  その前に、まず、SDカード内に「0005000010110E00」フォルダを作成してください。
  この名前は日本語版スマブラforWiiUでMODを使用するために必要な番号です。
  作成後はそのフォルダに「patch」フォルダをコピー&ペーストしてください。
  ※SDカードを挿した状態でSmash4Explorerを起動し、MODのビルディングを終えると
   完了したデータをSDカードに移す事を提案してきます。
   また、「Project」タブから「Send to SD」を選択できます。
   手動で移行させる手間が省けますが、音楽を変更する「sound」フォルダが消えるのでバックアップを取りましょう。

 ⑥データの移行が終わったらSDカードをWii Uに挿入し、Wii Uを起動しましょう。

  その後、まず真っ先にやるべき事は「本体の自動更新を止める」事です。
  さもなくば今後Wii Uがアップデートされた場合、MODができなくなります。
  まず、ルーターの設定から
  nus.c.shop.nintendowifi.net
  nus.cdn.c.shop.nintendowifi.net
  nus.cdn.shop.wii.com
  nus.cdn.wup.shop.nintendo.net
  nus.wup.shop.nintendo.net
  c.shop.nintendowifi.net
  cbvc.cdn.nintendo.net
  cbvc.nintendo.net
  これら8つをブロックしてください。
  「openDNS」というサイトを利用してブロックするのも手です。
  そのサイトの詳しい使い方は、このサイトの「フィルタリング設定」を参考にしてください。
  次に、Wii Uの「本体設定」を起動し、
  「インターネット→インターネットに接続する→接続先の一覧・選択→設定変更」
  まで進んでください。
  その次に「DNS」をタッチして、「自動取得しない」を選択してください。
  「プライマリーDNS」と「セカンダリーDNS」が出てきます。
  両方とも「107.211.140.065」に設定してください。

  以上の設定が済んだらWii Uでインターネットブラウザを選択し、
  URL入力で「http://loadiine.ovh/gate.php」と打って移動してください。
  そして、Select your programのとなりのプルダウンリストをタッチし、
  「SDCaffine + Kernel (5.5.0 - 5.5.1)」を選択してSubmitを押します。
  読み込みの後にメニュー画面に戻るので、もう一度インターネットブラウザをタッチし、
  同じサイトにアクセスしてください。
  再び読み込みが始まり、終わると黒い画面に白文字が現れます。
  Aを押しましょう。
  ※「1.IP : 192.168.  0. 14 (optional)」も表示され、数値を変えられますが、あくまでオプショナルなので
  わざわざ自分のIPアドレスに変えなくても問題なくプレイできます。

  いよいよスマブラの起動です。
  大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii Uを起動させましょう。
  大乱闘モードかトレーニングモードなどでMODが適用されてるかどうかをチェックします。





  上手く行きました。成功です。



 以上でMOD適用の解説が完了しました。
 これで今後もMODを楽しめる……

 と思うのはまだ早いです。

 実は、このままだと対戦モード時に試合が終わった直後、
 ビープ音と共にゲームがクラッシュしてしまうからです。
 ゲームデータが破損するわけではないので安心できますが、
 このままでは一人用モードでしかMODを楽しむ事ができません。

 次回は、その回避方法を解説していきたいと思います。

 今回の解説の中で、Smash4Explorerの説明しなかった部分は後日
 「Smash4Explorer解体新書」というページを建てて随時更新していく予定です。

※参考資料…スマメイト:さなさん@光有線さんのプレイヤー日記

5 件のコメント:

  1. Load pluginsの所でエラーが出ます。どうすれば…?

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  2. テクスチャハックは成功したのですがステージを選んだ後にスマ知識のところでずっとロードしてしまいます。
    何か間違っていますか?

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  3. リザルト画面のフリーズを回避できたのでやり方を書いておきます。
    まずSm4shExplorerでdata(jp_jp)→ui→result→rank→modelと展開していきます。
    するとその中にdyr_rank_battle_#_O_OBJ_O_HIR_set(#は1~8)の8つのフォルダがあると思います。
    そしてそれらの中にはそれぞれmodel.log、model.nud、model.nut、model.vbnの4つのファイルが入っていると思います。
    しかしここでdyr_rank_battle_4_O_OBJ_O_HIR_setの中を見ると、これにだけmodel.xmbというファイルが追加で入っているのではないでしょうか。
    実はリザルト画面でフリーズする原因は、このmodel.xmbがdyr_rank_battle_4_O_OBJ_O_HIR_setの中にしか入っていないからなのです。
    ですのでこのmodel.xmbを右クリック→Extractで取り出し、取り出したmodel.xmbをすべてのdyr_rank_battle_#_O_OBJ_O_HIR_setに入れてあげればフリーズを回避できるかと思います。

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  4. 通りすがりで質問失礼致します。

    Windows10の32bit環境でsm4shexplorerを管理者モードで起動し、「gamebanana」でダウンロードしたキャラのスキンテクスチャを紹介されている場所へ反映させようとしたのですが、ドラッグ&ドロップすると、マウスが駐車禁止マークのようになり、ドロップ出来ません。

    どなたか同じような症状&解決された方おりましたら教えてください。

    よろしくお願いいたします。

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